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りえぞーから
「希紗のことで、ちょっと相談があるんだけど……無理かな」とのメール。成基おりかえし電話して会うことに。夕焼けの中、いつもの橋の上での二人のやり取り。 「相談て?」と、いうことで。りえぞーの不用意な失言(希紗に問題がある、みたいに聞こえる)をきっかけに、いつになくナーバス状態だった成基が爆発。 最後の「そもそもりえぞーに俺の将棋のなにがわかる」は、ここだけだといささか唐突だけど、第14話のりえぞーのセリフ「成基ならなれるよ四段に」に対応する形になってるわけですな。 成基には将棋がある。けれど現状ではプロになれるかどうか分からない。これからも将棋とともにあり続けられるのかどうか。何の保証もない。そういう「すごい」きびしいところに成基はいるのだ。 そして明日はこの後で語られるように大事な大一番。相手は勝てていない強敵。神経過敏な状態での「成基には将棋があるけど……」ってりえぞー発言は、あまりにタイミングが悪かったということですな)←(9/27追記) このあとで明かされますが、りえぞーが本来したかった“相談”とは 「もうすぐ希紗の誕生日だからお祝いしようって、そんだけの話だった」「(祝う)そんとき、成基から学校のこと話してもらいたかった」とのこと。なのに、成基のトラウマスイッチを押してしまったせいでとんだことに……。 「先生や親の前では素直でいい子ぶってるくせに。最低だ」と自己嫌悪。 う~ん。やっぱりりえぞーって“素直でいい子”なんだと思う。 自分の感情に素直だから希紗に嫉妬もするし、でもいい子だから彼女のことが本気で心配でもある。自己満足のためじゃないのかと言われれば、確かにそうなのだろう。でも希紗がもっと幸せになって、それで自分が満足できるというなら、それのどこが悪い? ただ、いかんせん“素直でいい子”すぎて、希紗や成基のようなはみだした人間の心は理解しがたいんでしょうね。ああ、りえぞー、いとあはれ。 この後「ときみや」に、まっきーが顔を出す。須河原に深山美佳のことを報告しに来たのだろうが、まだ帰宅してない。なので、まっきーが美佳にどう返答したのかは不明。 というところで-その3-に続きます。まだまだ先は長い(--;) by のぞみまつき |
by sironekonomiya
| 2005-09-19 22:26
| 「絶対少年」
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