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■ 白猫宮を登録 |
なんといっても前回がああだったから、今回はどうなるものかとやきもきしてましたが。前回のフォローをしっかりしつつ、かつての恋人たちの現在を語るという、またしても予想の斜め上を行く展開でしたね。
ストーリーの流れにそって語ろうとすると長くなるような気がするので、以前のようにキャラクターごとの感想を書くことにします。 ■希紗:まったくもって完全に予想外。こういうキャラだったのか! 扉に後頭部を繰り返しぶつけながら毒づき、携帯をぶち折り、鼻をかむヒロイン! すばらしい! まさにシュール(笑)。いいなぁ。変にウツな方向に行かなくて。前回までの悲劇の主人公的な彼女より断然魅力的。 これまでほとんど何にもしない人だったから、主人公の資格に疑問符が付いてましたが、見直しました。これならOK。きみこそ主役だ。 ■成基:将棋盤を足で横だおしにするなど混乱中って感じ? でも落ち込んではいないみたい。下手を打ったら次の手を考えるってところでしょうか。先を見ているようです。 りえぞーとの待ち合わせをキャンセルしたのは、彼女と話したところで実りは少なそうだと、見切っているからか。さすがにちょっと失礼とは思うけど、現在は長考中ってことかな。 窓の外を横切ったのは寒色系でした。 ■歩:やっぱり彼もまた案外と平気そう。予想外すぎる展開に驚いてはいるようだけど。ま、歩の場合、マテリアルフェアリー自体には別にそれほど思い入れないみたいだしね。 ついに須河原と協力関係になりそうですね。マスコミ関係者ゆえに、ちょっと不信感はぬぐえないようですが。 こちらの窓の外も光がよぎりましたが、寒色を暖色を追ってました。ただしどちらもゆったりとした速度で。う~む。いったい?? ■りえぞー:やっぱりふられてるし(笑) 前回まで蚊帳の外だったりえぞーが、こういう形で自然に関わってくるようになるとはなぁ。うまいよなぁ。成基を射んと欲すればまず妖精を射よってか。 ■まっきー:どっしる&しっしんの行方をちゃんと見てました。エライ! 理絵子ちゃんに嫌われてるから会えないって……いじましいって言うか、なんと言うか。純情だよね。 彼の言う『北風と太陽』説はけっこう的を射てそう。旅人のマント≒心の壁みたいな。つまり餌というかエネルギー源となる人間の想いをめぐって寒色と暖色は争っている、とか。 ■須河原:取材は大胆かつ繊細に。押すべきときはためらわずに押し、けれど引き際をよく見極める。なかなかに優秀な仕事っぷり。 ぜひ努力が報われてほしいけれど、その場合、マスコミに報道されるってことで、それはマズイような気も。でも、なんとかして成功しないと食べていけませんしねぇ。 ■藤堂麻子&羽鳥次郎 今回の主役たち。田菜編から年齢不詳で謎の人だった麻子さん。空白の10年は次郎くんとともにあったようです。 冒頭のストリートアートのTVレポートで、彼の絵ではないかと見抜き、横浜へやってくる流れは、まったく意表をつかれました。 通りすがりの警官にシュール(*)についてのウンチクを語りだす、あなたがシュール素敵ですマドモワゼル。はなさんとも知り合いだったのね。 「昔の男に会いたくなって、わざわざ横浜まで出てきたのかい?」また重要なキーワードとなりそうな、はなさん語録がひとつ。 「翼の生えた鳥」が羽鳥さんだとは思いもしませんでした。 ふたりの会話は互いに正直に真正面から向きあっていて、途中きつい言葉もあったけれど、最終的には「来てよかった」 「会えてよかった。ありがとう」となって、よかったよかった。 と、そんなふたりの頭上を飛んでいく暖色系の光……。 今回、前回の直後がどうなったのかは直接描かれず詳細は不明だけれど、希紗の様子を見るかぎり、どう考えてもケンカ別れみたいな形になったと思われます。最悪に思える結果になっちゃったわけだけど、それでもいつか、出会えてよかったって思える日が来るのかもしれない。そんな静かな期待が持てる話でした。 て、それはいいんだけど、羽鳥さんて「もしかしたら世界の枠組みが変わるかもしれない」って意味深なこと言ってましたよね。それって単にシュールレアリスム的な観点からの言葉だったの? それとも――?? (*)シュールはフランス語で「超」。「シュールレアリスム」は理性の支配をしりぞけ、夢や幻想など非合理な潜在意識の世界を表現することによって、人間の全的解放をめざす二〇世紀の芸術運動。超現実主義。だそうな。 そしてラスト。ブンちゃん復活の予兆があってほっとひと安心。 次回は「マテリアルフェアリー」。いよいよ謎が明かされるか?! どうでもいいけど予告は反則だ~~! 面白すぎ! by のぞみまつき |
by sironekonomiya
| 2005-10-01 23:30
| 「絶対少年」
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